[ズボラさん向け金魚の飼い方]飼育歴20年の男が語る

金魚をズボラに飼いたい人必見!

お祭りやショップで金魚を買ってきたのは良いものの、手入れが面倒ですぐに金魚をお星さまにしてしまっている人はいませんか?

結論からいいますと、金魚をズボラさんでも元気いっぱいに育てる方法のポイントは、水槽に砂利をしかないことです。

さっそく、詳しく金魚のズボラな飼い方を紹介していきます。

ズボラさん向け金魚の飼い方

砂利がしかれ水草もあり、非常におしゃれな水槽ですよね。

しかし、この水槽の作り方はズボラさんにはオススメしません。

ズボラに育てていると高確率で知らない間に水質が悪化し、金魚さんが病気になります。のちほど紹介しますが、金魚の病気は伝染するものがあり、最悪の場合、水槽内の金魚さんが全滅という結果に…。

ぴおあき
ぴおあき

実は、僕もこの水質悪化による病気伝染で何度も金魚さんをお星さまにしてしまいました…。

水槽の水換え

水質が悪化する原因は、こまめに水換えをしないズボラな飼育が原因です。

しかし、砂利をしいていると砂利のしたに隠れているフンや食べ残しが見えず、水から異臭がただようなど、すでに手遅れになってからの水換えになりがち…。

砂利の中やフィルターにしっかりと微生物が定着し、完璧な飼育環境が整えば水換えはあまりしなくても大丈夫と聞きますが、なかなかズボラさんがその理想的な環境を作り維持するのは難しく…。

そこで提案するのがこちら↓

我が家の4代目の金魚さん(初代は15年生き、2代目3代目は砂利をしき早々とお星さまに…。)

見た目は残念ですが、ズボラさんにはこれが一番です笑。

ぴおあき
ぴおあき

砂利をしかず、フンが目立ってきたら水と一緒に吸い出しましょう!

ポンプ等を使ってフンを水と一緒に吸い出します。減った水のぶん、あらかじめ1日汲み置きしておいた水道水を水槽に入れます。

水道水を1日汲み置きすることで水道水に含まれるカルキが抜け、デリケートな金魚でも住める水になります。

金魚を買ってきてすぐは水槽のフィルターやろ材に微生物がいません。フンや食べ残しが目立つと思いますので、この水換えの頻度は高くなると思います。

後は、1ヶ月に1回ていど(夏場は月に2回の方が安心)で良いので上記の少量の水換えとは別に水槽内の飼育水を半量くらい抜き、水換えをしてあげましょう。

水換えの際に、ろ材やフィルターの汚れを水槽から抜いた飼育水でかるく揉み洗いしてあげてください。本来は水換えとフィルターやろ材の清掃は別々の日に行うのがいいのですが、とにかくズボラなもので笑。

注1:ヒーターを使用している等で極端に飼育水と汲み置いた水の温度が違う場合は温度をあわせてください。

2:水槽が小さい、極端に多くの金魚を水槽に入れている場合は、水換えの回数を増やしてください。

金魚の餌やりの量

金魚に与える餌の量は、金魚が3~5分くらいで食べ切れる量です。

金魚に沈下性の餌をやると、ひとくちめに口いっぱいになるまでがっつきます。口のなかに餌がなくなると次の餌を探しにいきます。ここで全ての餌がなくなる量が目安です。

少なすぎるんじゃないの?と思うくらいの量で大丈夫です。

砂利を敷いていないので沈下性の餌でも食べ残しがわかるのでオススメします。沈んでいく餌を追いかけていく金魚さんがかわいいですよ笑。

餌をあたえる頻度

餌をあたえる頻度は下記の通りです。

一日1回。
基本的には一日1回、気が向いたときに2回までなら餌を与えても良い。
一日1回。
餌を欲しがるようなら少量を与える。
冬場は多く餌を与えると消化不良をおこした金魚が転覆病になる可能性が高まる。
ヒーターを使わない場合です。
ぴおあき
ぴおあき

これであなたの金魚も末永く元気いっぱい!

金魚の病気

ズボラな育て方をしていると、どうしても金魚が病気になってしまうことがあります。

金魚の代表的な病気はこちら↓

白点病ヒレに白い点(つぶつぶ)が現れる病気です。
転覆病金魚が転覆します。
尾腐れ病ヒレに切れ目が入り、ボロボロに腐っていきます。
松かさ病金魚の鱗が、松ぼっくりのように、逆立ってしまう病気です。
目が飛び出したりもします。
水カビ病綿のようなもの(カビ)が金魚に付着します。
エラ病エラが変色し、次第に捲れていき呼吸困難になります。
穴あき病鱗が白濁し、重症化すれば鱗が剥がれ穴が開きます。

病気の種類がわかったところで金魚さんを救えるわけではありません。

どれもこれも放置すれば金魚さんはお星さまに…。

大切なのは、いかに早く金魚の異変に気がつけるかです

餌を食べにこない金魚さんがいるな、ひれがピンと張らず弱ってそうな金魚がいるななどの異変を感じたらそれは体調不良です。

ぴおあき
ぴおあき

体調不良の金魚はすぐに別容器で塩水浴をし、元気な金魚さんがいる水槽の飼育水は全て変えましょう。

  • 病気の疑いがある金魚を隔離するのは、金魚の病気にうつるものがあるからです。
  • 飼育水をすべて変えるのは、飼育水に体調不良の原因がある場合が多く、そのままの飼育水を使っているとほかの元気な金魚さんまで病気になる可能性が高いからです。

塩水浴について

病気の治療には高額な金魚用の薬を買ってもいいですが、家で金魚を飼う場合、大抵は薬を余らせてしまいます。

ぴおあき
ぴおあき

そこでオススメするのが塩水浴!

金魚の体にはだいたい0.5%の塩分がふくまれています。水道水の塩分濃度はほぼ0%なので、金魚さんは常にちょっとだけ苦しい状態。

塩水浴の考え方は、体内の塩分濃度と飼育水の塩分濃度をあわせることで、金魚さんに楽に生活してもらい、自然治癒力を高めようという狙いです。

また、塩水浴には体液の流出をふせぐと言った効果もあります。

塩水浴のやり方

バケツなどに10リットルの1日汲み置いた水(カルキを抜いた水)を用意します。0.5%の塩水をつくるので、ここに50gの塩をいれるだけです。

後は体調不良の金魚さんをこのバケツに入れ、体調の回復を待ちます。

この0.5%の塩水ですが、水質が悪化しやすいので毎日こうかんしてください。

2~3日もすれば体調がよくなるはずです。塩水浴中は、餌を与えないでください。

一週間しても良くならない場合は薬の購入を検討してもいいと思いますが、僕の場合それで助かったことはありません。

金魚の寿命

金魚は正しく飼育すればだいたい15年は生きます。

正しくとは言っても上で紹介してきたとおり、月に1~2回の水換えに毎日1回の餌やりと、実はズボラさんでも比較的かんたんに天寿を全うさせることができます。

まとめ

今回はズボラさん向けの飼い方を中心に紹介しました。長く飼っていると水槽に近づくだけで口をパクパクしながら近寄ってきたりでかわいいです笑。ろ過装置の形状によっては水の流れ落ちる音なども聞こえてヒーリング効果も期待できます。

ズボラさんでも金魚さんをお星さまにしないために、今回紹介した方法を参考にして最低限の面倒はみてあげてくださいね。

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